2014/08/15

スナップ寅さん 日本の一番熱い日を一番熱い場所で 靖国神社-明治神宮 14.08.15 06:00

終戦記念日の写真



 2014年、終戦記念日。
 毎年のことなのですが、日本の最も熱い場所で熱い一日を過ごしてみました。



 終戦記念日ってなんだか人事みたいな気がして仕方がない。
 日本人としては、敗戦の日・・・そういう表現ができないことか。若者の中には日本が戦争をしたことすら知らないなんて言い出す者までいるくらいだし。


 1945年8月14日、日本はポツダム宣言を受諾し、翌15日正午に大東亜戦争における日本の降伏を国民に伝えた玉音放送がりました。
 実際に無条件降伏の受諾をしたのは14日なんだよね。戦艦ミズーリ上でポツダム宣言に調印したのが9月2日。欧米では大東亜戦争に対するV-Dayは9月2日ということになっている。

 ソビエトの参戦は9月3日って・・・それを聞くだけでいろいろムカムカしてくるんだけれども。漁夫の利じゃないかといったところで戦争で負けるってそういうことなんだよなぁと思って、次回への教訓にしていかないと。



靖国神社

終戦記念日の写真



 早朝ヨコハマを車で出発(電車がない時間帯なので)、首都高を爆走して靖国神社そばのパーキング。
 そこから歩いて靖国神社へ。

終戦記念日の写真



 流石に敗戦記念日。皇居北の丸の武道館では政府主催の式典が、千鳥ヶ淵では野党などが式典を予定している。そして、靖国神社。
 この日、この狭いエリアに政治、思想、信念がカオスとなって渦を巻く事になるのです。

終戦記念日の写真




 靖国神社に到着したのは5時台。
 6時からの開門前に落ち着いて周囲を観察。

終戦記念日の写真



 まだまだ右に傾き加減の人達の姿もなく落ち着いた雰囲気。
 式典の準備のため前日から用意されているテントに並んだパイプ椅子が、今日が特別な日であることを通知しているくらい。

終戦記念日の写真



 もっとも、開門前の靖国神社なんてこの日以外見たことないので普段の時と比べようがないのですが。


終戦記念日の写真



 六時の開門にむけて集まるマスコミと参拝の人。
 この時間の参拝の人はきちんとした身なりの人が多いです。
 真摯に靖国神社に向き合っている人、英霊の遺族の方々なのでしょう。

終戦記念日の写真



 時間が進んで、普通の時間になると、軍服コスプレ大会みたいになるので、落ち着いて参拝がしたい方は早朝がおすすめですね。
 六時にこの場所に来られるって言う事自体が特別な気もしますが。

終戦記念日の写真



 開門時には参拝のための結構な行列ができます。
 それを取材するマスコミ。君たちがここに来なければ、どうこうっていう風景ではないはずなのに。彼らが今日のこの場所を特別な場所に仕立てている気がする。
 すすめ一億だ、英霊だと嘘に嘘の上塗りのような大東亜戦争の片棒を担いだのも彼らだというのに。
 大本営発表・・・なわけですから。

終戦記念日の写真



 開門時には強面スーツの人たちもちらほら見受けられます。
 今時つなぎの人たちも。

 日の丸や旭日旗を持つ人。
 宗派・・・なわけですよね。

終戦記念日の写真



 自分はマスコミではないので参拝の人にあからさまカメラを向けるようなことは避けますが・・・取材の人はこれが商売。それらしい遺族風の人たちを捕まえてはインタビュー。
 市井の市民、遺族風の人たちだってどこまで遺族なのか・・・は個人的な感想です。
 何しろ来年は敗戦70年。今ここに歩いてこれている人が遺族の一親等であるとは思いづらい。その時すぐ生まれたとしても70歳、その時物心がつく年齢だとするのなら・・・そうなると、英霊への感傷だってカメラ向けられてテレビに向かってしゃべるほどのことなのか・・・と思えてならないのです。
 人間ですからねぇ。思わず期待されているコメントを期待されたように答えているだけのような・・・、もっともその光景を見物に来ているオイラもいかがなものかと思うけれども。

終戦記念日の写真



 参拝を終えて靖国を後にする頃にはいい具合に参道に朝日がさします。
 敗戦の日ではあるけれども、お盆のこの日。神社を建てた時には朝日の方向だって計算済みなはずです。

 英霊も、A級戦犯も正直自分には関係のないことです。
 でも、ここで英霊だと祀られている人たちは・・・特に先の大戦の英霊たちっていうのは大概が下っ端で死ねば靖国に祀られると言われて、いわれのない戦争に駆り出された人たちなはず。
 靖国で会おうとか調子のいいことを行っていたお偉いさんたちは前線にも行かずにぬくぬくと生き残って、恩給だ何だで死ぬまでうまいものを食っていたに違いないのです。
 責任をとって腹を切った連中なんてろくにいない。商社のお偉いさんになったり、国会議員になったりでうまいこと生きたやつだけが勝者なわけです。

終戦記念日の写真



 この日にのこのこ参拝だ玉串料だと悦に入っている国会議員の皆様。
 戦勝国の判断ではない、日本として本当にあの戦争の責任者は誰であったのかをそろそろ明確にしてもいい頃かもしれない。
 ぬくぬくと生き残ってうまいこと生きてる・・・生きた将校とその遺族には何らかの天罰を。と願ってやまないのです。



靖国神社を後にして、明治神宮へ

 靖国神社から明治神宮へ。
 車ならあっという間。明治神宮の駐車場って無料なんですよね。この日だけのことなのかいつものことなのかはよくわかりませんが。
 今日も明治神宮の駐車場に車を止めて、敗戦記念日の参拝に向かいます。

終戦記念日の写真



 まだまだ早朝と言っていい時間帯。
 巨大な鳥居に斜めに朝日が差して大きな影を作っています。


 明治神宮は言わずと知れた明治天皇を祀る神社。
 正月初詣の参拝客はダントツの日本一のタイトルを更新中です。

終戦記念日の写真



 近代日本の確立の象徴であった明治天皇。
 京都からの遷都は英断だったと自分も思います。
 おかげで東京のこんな場所に祀られている。
 でも、明治天皇のホントの墓所は伏見の桃山陵ですが。

 倒幕、征韓、日清、日露・・・連戦連勝であった明治天皇は、昭和の敗戦をどう感じただろう?
 いつしか軍部の暴走を止められなくなっていった日本政府。
 軍は天皇のものであるは、明治時代に作られた軍人勅諭。おかげで政治で軍部が抑えられなくなったわけで、大東亜戦争突入の責任の一端があるともいえますが。

終戦記念日の写真



 2014年の終戦記念日。
 膨大な神宮の森は静まり返っています。
 今日がお盆であるとか、敗戦の日であるとか、そういう市井とは一線を画している。
 政治とは切り離された宗教の場であることを頑なまでに守っています。

終戦記念日の写真



 都心の広大な代々木の杜の参道はまさに森林浴の場。
 正直明治神宮が明治天皇を祀っていることをどれほどの人が知ってお参りしていることか?

 と、いうほど人はいないのですが。

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 拝殿前では神主さんたちが掃除をしている。
 参道を農作業然とした係の人が掃除をしているのはよく見るけれども、流石に神様の前は神主が掃除をするんだ。
 というか、神様の前と参道とは差別が行われているということ?
 全部神主が掃除をせんかい!と思うんだけれども。職業に貴賎なしは、すでに神様の前から嘘みたいです。


終戦記念日の写真



 驚くほど参拝客の少ない明治神宮を堪能。
 まぁ8時前の時間ですから、観光客が来るはずもなく、地元の人もまだ夢の中なのかも。
 しかも、お盆だし。

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 こんな明治神宮を体験できるのも、この日のこの時間だからだろうか?
 それぞれの敗戦記念日・・・それぞれのお盆。
 そんな日本の熱い一日が今年もまた始まろうとしています。

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